メイクが崩れやすいのは、汗が出る夏が一番ヒドイと思っているかも知れませんが、冬も意外とメイクが崩れやすいのです。
夏とはまた違う理由でメイクが崩れやすくなります。
大切なのはメイク直しの回数を少しでも減らせるための肌作りなんですね。
そこで、冬のメイク直しを減らすための対策方法をご紹介しましょう。
目次
冬のメイク崩れの原因とは
冬は夏に比べると汗や湿気でメイクが崩れることは確かに少なくなります。
しかし、冬には冬のメイク崩れが起こりやすい原因があります。
まずは、その原因を大きく分けて3つ解説します。
肌の乾燥
空気が乾き始めると肌も乾燥しやすくなります。
空気が30%以下になるような日が続くと肌の表面の水分量が減少します。
乾燥した肌はキメが乱れやすくなるため、冬のメイクの崩れに影響してしまうのです。
皮脂の過剰分泌
夏は汗や湿度の高さで肌がべたつきますが、冬になるとカサカサします。
しかし部分的に皮脂の分泌が盛んになってしまうところがあります。
いわゆるTゾーンという皮脂腺が活発なところです。
この部分は毛穴が開きやすく皮脂でテカりやすくなるところですね。
この皮脂というのは、肌が乾燥を感じ始めると分泌量を多くする機能があります。
乾燥から守ろうとするのが皮脂の役割でもあるので、この機能はごく自然なことです。
- 冬になると頬はカサカサしているのにTゾーンはテカってしまう
- ファンデーションが浮いてメイク直しのたびにTゾーンのリカバリーに苦労する
というのは、乾燥すればするほどひどくなります。
温度の低下
メイク直しの回数を少しでも減らすためには、肌とメイクアップ品ができるだけ密着した仕上がりにすることが大切です。
ところが、化粧品は油分を含むものが多いので、気温が低くなると硬くなりやすく、なめらかに肌に伸ばすことが難しくなるのです。
化粧品は常温で形状が変わらないように作られていますが、乾燥を防ぐために油分を多く含むものを選べば、気温の低下で硬くなるのです。
冬はメイク前の肌作りがポイント
メイク直しの時に、サッとパウダーを使い口紅を軽く塗り直す程度ならスマートですね。
それでも一日何度もメイク直しするのは大変です。
メイク直しの回数を減らすためには、メイク前の準備がとても重要なのです。
保湿を入念にする
メイク前にあまり保湿ケアをすると、ファンデーションをはじいてしまってきれいに乗らなくなることから、保湿クリームなどは使いたくないという方もいます。
たしかにクリームなどを沢山つけるのは、メイクと肌との間に層を作るのでメイク前の保湿はやり過ぎ注意です。
保湿クリームを使わなくても、メイク下地やファンデーションにクリームタイプなど油分を多く含むものを使えばクリームの油分までは必要ないと思います。
よってメイク前の保湿は、水分を重視したお手入れを少しゆっくりと時間をかけて行うことが、化粧崩れを防止するためのポイントです。
化粧水を何度かに分けて重ねつけして、十分に水分を与えた後に乳液で整えるようにします。
クリームを使う場合は、軽めのテクスチャーのものを薄く伸ばす程度にしましょう。
スキンケアをする時に肌が冷たくなっていると化粧品が浸透しにくくなるので、手の平を温めてから肌を緩めるようにしながらお手入れしてください。
冬のメイク直しは部分的なケアが大切
部分的に皮脂分泌が過剰になるとメイク崩れしやすくなるので、皮脂分泌しやすいTゾーンは皮脂吸着成分を含む化粧下地を使うといいでしょう。
それでも化粧崩れを完璧に防ぐことは難しいので、メイク直しをする時にもできるだけ崩れにくくなるように、化粧ミストなどを使って乾燥を防ぐようにしてください。
ファンデーションの上から使える化粧ミストは、うるおいを与える効果だけじゃなく、ファンデーションを肌に落ち着かせる効果が期待できます。
冬のメイク直しについてのまとめ
冬は華やかなメイクが楽しめる季節です。
美しく仕上げたメイクをできるだけ長持ちさせて冬メイクを楽しんでください。
メイク直しの時間を楽しむために、素敵なメイクアップ製品を準備するのもいいのではないでしょうか。