口紅を塗る時にリップブラシを使っている方はどのくらいいるでしょうか。
リップグロスをリップブラシで塗ることはあっても、スティックタイプの口紅をわざわざリップブラシを使って塗るのは意味がないと思っている人の割合が多いのかも知れません。
たしかに少し面倒に感じてしまうかも知れませんが、リップブラシを使った方がリップメイクの仕上がりに差が出てくるのです。
そこで今回は、意外と知られていないリップブラシの選び方、使い方、そしてお手入れ方法をご紹介します。
リップブラシを使った方が良い理由
リップブラシは、繊細なくちびるのラインに沿ってきれいに口紅を塗るために使うものです。
くちびるのカタチを少し変えることもリップブラシを使うと簡単にできます。
例えば上くちびるの山のカタチを変える時にはリップブラシが活躍します。
そして、ムラなく塗れることや縦のしわが多いタイプのくちびるでもきれいに塗れることが魅力です。
他にも、塗り過ぎてしまうのを防げるのもリップブラシの長所です。
さらに、2色の口紅を使って立体的なリップメイクをする時など上級者のメイクにもリップブラシは欠かせないアイテムです。
リップブラシの選び方
リップブラシを選ぶ時には、2つのタイプを揃えておくことをおすすめします。
リップブラシには平筆と細筆の2つのタイプがあります。
細筆は、口角や輪郭を描くとき時に使い、平筆は全体をきれいに塗るためと使い分けるのが理想です。
ただ、使い慣れていないと細筆を使いこなすのが難しいので、リップブラシデビューには平筆1本から始めても良いでしょう。
リップブラシの種類
平筆タイプ、細筆タイプと形状の違いとは別に、リップブラシを選ぶ時には毛質の違いも確認しましょう。
一般的にメイクに使われるブラシは、馬、豚、イタチ、リス、ヤギなどの動物の毛が使用されています。
リップブラシに使われるのが、コリンスキーというイタチ科の動物の毛を使っているものが多いです。
動物の毛を使った天然素材のリップブラシは、価格が高めなので手が出しにくい方もいるため、樹脂製の毛を使った人工毛のリップブラシもあります。
違いとしては、天然毛のリップブラシの方が柔らかいのに適度な腰があるので塗りやすさが魅力です。
人工毛を使ったリップブラシは価格が安いだけが魅力ではなく、手入れが簡単なことが魅力です。
リップブラシの使い方
新品のリップブラシは糊で固くなっているものがあるので、柔らかくほぐしてから使います。
リップブラシに大量につけ過ぎず、少しずつ塗るようにします。
リップブラシのお手入れの方法
メイクの時に使うブラシやスポンジ、パフなどは清潔にしておくことが基本です。
メイクアップ製品には油分が含まれているので、正しくお手入れしないと酸化してしまいます。
リップブラシも同じく、使った後のお手入れをきちんとしないとブラシが傷むだけじゃなく、くちびるにも酸化した油分を塗ることになってしまいます。
基本的なお手入れとしては、使い終わった後にティッシュで口紅をふき取っておくことです。
強い力で汚れを無理に落とそうとするとブラシが傷んでしまうので、挟むようにしてふき取っておきましょう。
そして、こまめに洗って清潔に保つことが大切です。
洗い方はリップブラシの素材によって違いますので、購入時にお手入れ方法を確認してください。
ぬるま湯に浸しながら汚れをある程度落としても、油分の汚れが残るので洗顔に使用する石けんや洗顔料で軽く洗う方法もあります。
メイクブラシやパフを洗う専用の洗浄製品もあるので、安心して洗いたいのなら専用洗浄剤を使うことをおすすめします。
洗った後はきちんと水分がなくなるまで乾燥させてから使ってください。
リップブラシの使い方や選び方のまとめ
口紅をきれいに塗るリップブラシを使いこなすために、正しい選ぶ時のポイントやお手入れ方法までご紹介しました。
リップメイクの仕上がりをワンランクアップさせるために参考にしてください。