パーマをかけて理想的なウェーブになったとしたら、その状態をできるだけ長持ちさせたいものです。
しかし時には、数日でパーマのウェーブが取れかかってしまうこともあります。
せっかく理想のスタイルに仕上がったのにガッカリしてしまいます。
そこで今回は、パーマを長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
パーマ後のシャンプーのやり方などを、長持ち効果を高める対策を是非参考にして下さい。
目次
パーマ後にシャンプーすると取れやすくなる原因とは
パーマのメカニズムは、1液に含まれる成分で毛髪の内部のたんぱく質をつなげる役目をするシスチン結合を切断します。
そして、2液に含まれる過酸化数素や臭素酸塩などで切断されたシスチン結合をもう一度つなげることで髪の毛にウェーブを作るのです。
ウェーブを伸ばすのも同じ仕組みです。
もともとの毛髪に何のクセがなくてもきれいにウェーブが出るのは、毛髪の内部の構造を組み替えるからできることです。
きちんとパーマの有効成分が毛髪内部に働いて、それが定着するとウェーブが簡単に取れることはありません。
しかし、パーマ液の効果がきちんと毛髪に定着する前にシャンプーしてしまうと取れやすくなることがあります。
パーマの成分が毛髪の内部にまでしっかり浸透して定着する前に、髪の毛を濡らしてしまうと成分が流れ出してしまうことがあるのです。
パーマをかけた後のヘアケアについては、美容師さんに相談してみることが良いでしょう。
パーマ後のシャンプーはいつがベスト?
パーマ液が毛髪にしっかり定着するまでの時間の目安は24~48時間程度と言われています。
ウェーブを出すパーマの場合は24時間、ストレートパーマは48時間は髪を水に濡らすのを避けた方がパーマが長持ちするのです。
本来の毛髪の状態を薬剤の働きで矯正しているので、薬剤が定着する前に濡らしてしまうと流れ出しやすくなります。
濡らすだけでもパーマが取れやすくなるので、洗浄成分を含んだシャンプーを使うとさらに取れやすくなってしまうのです。
パーマをかけたその日にシャンプーすることを控えないと、せっかくのパーマが台無しになってしまうこともあるのです。
せめて24時間はガマンした方が良いでしょう。
パーマが長持ちするヘアケアのポイント
パーマをかけた後は、シャンプーの方法も含めて長持ちさせるヘアケアのコツがあります。
シャンプーのやり方
シャンプーでは、毛髪よりも頭皮を中心にして洗います。
毛髪はゴシゴシと擦らなくてもしっかりぬるま湯で洗うだけでほとんど汚れは落ちます。
どんなにやさしく洗っていても、シャンプーのたびにパーマの効果が弱まるのは避けられないですが、パーマ専用のシャンプーがあるので試してみるのも良いのではないでしょうか。
ブラッシングの方法
ウェーブを伸ばすブラッシングはできるだけ控えます。
ブラッシングする時は根元から一気にブラシを通すのではなく、毛先のもつれなどを解いてから強い負荷をかけないようにしましょう。
温度の変化を控える
薬剤て固定させた毛髪でも、高温にさらされるとウェーブが取れやすくなります。
ドライヤーの温度、アイロンなど注意した方が良いでしょう。
アルカリ性質を避ける
髪の毛は肌と同じく弱酸性の状態をキープすることで安定します。
アルカリ性の薬剤を使うカラーリングや、アルカリ性の強い温泉水などは化学反応を起こす可能性があるのでパーマをかけてしばらくは避けた方が良いでしょう。
自然乾燥はやめる
髪を洗った後に濡れた状態を長く放置していると、パーマが取れやすくなります。
髪のたんぱく質がねじれる原因になり、ウェーブがきれいに出なくなるだけじゃなく髪も傷みやすくなるので手早く乾かすようにしてください。
パーマ後のシャンプーについてのまとめ
パーマのかかり具合は髪の毛の質によって個人差がありますが、パーマが取れやすいのはヘアケアの方法で変わってきます。
パーマを長持ちさせるために知っておきたいヘアケアのポイントを参考にして、きれいなウェーブを楽しみましょう。