髪を染める方法として主なものは、ヘアカラーとヘアマニュキュアの2つの方法があります。
一時的に髪の色を変えられる他の方法もありますが、一般的にはこの2つが多く使われていると思います。
ヘアカラーとヘアマニュキュアには、それぞれメリットとデメリットがあります。
どのような違いがあるのか比較するためには、それぞれの特長をチェックして比べてみましょう。
ヘアカラーとヘアマニュキュアの違い
ヘアカラーは、酸化染料と過酸化水素の薬剤を混ぜ合わせて発色させます。
ヘアカラーは永久染毛として一度染めるとその色が落ちにくいものです。
一方のヘアマニュキュアは、髪の表面に酸性の染料を使って着色させてコーティングすることで染めます。
ヘアカラーとヘアマニュキュアの違いは、染まる仕組みから全く違うのです。
ヘアカラーのメリット
ヘアカラーの最大のメリットは発色の良さです。
もともとの髪色が黒い髪が多い日本人は、髪の色を明るくすることが難しくなります。
そのため、一度黒髪を脱色してから、染料を入れることで思い描く髪色に染めることができます。
そして、一度染めたところは黒髪に戻ることはありません。
染めたばかりの髪色は徐々に変わりますが、染め上がりの色は長ければ2ヶ月から3ヶ月ほど持つほど、色持ちが良いのです。
色のバリエーションが豊富なことも、ヘアカラーのメリットの一つと言ってもいいでしょう。
ヘアカラーのデメリット
ヘアカラーは、髪の内部の色素を脱色して染めるものなので、黒髪も明るく染められるのですが、それが髪のダメージの原因になるので、それはデメリットとして大きいでしょう。
ヘアカラーを続けていると、髪が傷んでパサパサになってしまうこともあるので、ヘアケアを入念に行わないといけません。
さらに、ヘアカラーにはパラフェニレンジアミンというアレルギーを起こすリスクの高い酸化染料が使われていることが多いので、ひどいアレルギーを発症してしまうケースが少なくありません。
毛染めによるアレルギーに対して、消費者庁でも注意を促しているほどアレルギーを発症するケースが多いのです。
参照:http://www.caa.go.jp/safety/index29.html
とくにジアミン系の物質によるアレルギーは重症化することがあり、しかもいつ発症するかわからないのです。
アレルギーのリスクが高いことは、ヘアカラーのデメリットとしてもっとも注意しなければいけないことでしょう。
ヘアマニュキュアのメリット
ヘアマニュキュアには、ヘアカラーに含まれるようなジアミン系の染料が使われていないので、アレルギーの心配はほとんどありません。
脱色させる仕組みで染めないので、ダメージもありません。
徐々に色が戻るので、伸びてきた髪との色の差がはっきりわかることもないので、時間が経っても不自然にならないのはメリットの一つでしょう。
ヘアマニュキュアは、髪の表面をコーティングするように染めるので、キューティクルがボロボロになっているダメージヘアを保護する効果もあります。
指通りが良くなり、ツヤのある髪になれるのです。
ヘアマニュキュアのデメリット
ヘアマニュキュアは、黒髪を明るくすることが難しいため、明るい髪色になりたい人には向きません。
ヘアカラーとは違い、徐々に色落ちするので、髪色をキープするためには頻繁に使用しないといけません。
そして、ヘアマニュキュアは頭皮につくとなかなか取れなくなるので、髪の根元からしっかり染めることはできません。
市販のヘアマニュキュアを自分で使うのは、慣れていないと難しいでしょう。
髪の毛の色を変えたりする場合に、ヘアマニュキュアを続けていると簡単に変えれないことがあります。
コーティングの効果が使い続けることで強くなるので、色を変えて楽しみたい人には、それがデメリットになることもあります。
ヘアカラーとヘアマニキュアの違いのまとめ
ヘアカラーとヘアマニュキュアの違いを比較してみました。
メリットもデメリットを比べてみると、髪を傷ませたくない人や、アレルギーが心配な人にはヘアマニュキュアの方が安心だと思います。
ヘアカラーは、ダメージやアレルギーの心配はありますが、髪色を思い切り楽しみたい方には適しているのではないでしょうか。