ダイエットは、見た目のスタイルを良くするためだけに行うのではなく、本来は健康のために行うものです。
健康になるためのダイエットなら、美容にも良いことがあるはずなのです。
しかし、ついついやり過ぎちゃうとダイエットの影響で美容トラブルが起こることがあります。
しかも、ダイエットをして髪質が変わってしまうこともよくあることなので、くれぐれもやり過ぎには気を付けなくてはいけません。
そこで、ダイエットをして髪に何か変化が出てしまう原因について解説しましょう。
目次
ダイエットで髪質が変わる原因
ダイエットの影響で抜け毛が増えるとか、髪の毛が細くなってスタイリングしにくくなったというような影響は、栄養状態が十分に毛母細胞に行き渡っていないことが原因で起こります。
ダイエットの方法には、食事制限や食生活の改善、運動による体脂肪の燃焼など色々なパターンがあります。
運動によってダイエットに成功した場合は、髪質が変わったりするような影響はまず考えられません。
極端な食事制限をしたり、食べるものが偏って栄養バランスが崩れることで毛髪を作る細胞の機能が弱まってしまうのです。
毛髪に与える栄養とは
食事によって補われる栄養が不足すると、髪質にも影響してしまうのには、毛母細胞で髪を作るために必要な栄養が足らなくなるからです。
髪を作るために、欠かせない栄養には、
- たんぱく質
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- 亜鉛
- 鉄
- カルシウム
これらの栄養の中でも最も欠かせない栄養はたんぱく質です。
たんぱく質から作られるアミノ酸が、髪を作る細胞の栄養になりますので、ダイエット中でもたんぱく質は欠かさないようにしましょう。
髪質に影響を与えないダイエット方法
ダイエットの基本は、肥満による病気のリスクを改善することなので、必要以上に痩せる必要はありません。痩せすぎ体型になるような極端なダイエットをしないように気を付けましょう。
それでも、ダイエットにどん欲になってしまう気持ちも理解できますので、キレイにスリムになって髪も美しいまま維持できるようなダイエットをしましょう。
そこで、おすすめのダイエット方法を運動編と食事編でご紹介します。
ホットヨガ
ヨガのブームがどんどん高まっているので、街中にもヨガスタジオが増えてきました。
普通のヨガなら自宅で一人でも行えますが、ホットヨガは室温と湿度を保たないといけないので、ホットヨガをやっているヨガスタジオで行います。
ホットヨガの良い点は、発汗作用が促進されるので、頭皮の毛穴の汚れもキレイになれる可能性があるからです。
頭皮の状態も良くなると、髪質が改善される期待が持てます。
ヨガのリラックス効果は、髪に悪影響を及ぼすストレス解消にもなるのでおすすめです。
糖質制限
お米、パン、麺類など、炭水化物は体内で糖質になり、血糖値を上げてしまいます。
血糖値が上昇するとインスリンが分泌されて、エネルギーとして使われなくて余った糖質を脂肪にして溜めておきます。
炭水化物を制限するダイエットをすると、体脂肪を減らす効果が高いので、食事制限によるダイエットに取り入れやすいのです。
糖質制限ダイエットは、たんぱく質や野菜などは制限しないので、ただ空腹を我慢することもなく、栄養不足になることもありません。
極端な糖質制限は危険ですが、髪質に与える栄養不足の悪影響を防ぐためには、適しているダイエット方法でしょう。
変わってしまった髪質の改善方法
髪の毛は、伸びてきたところにいくら栄養を与えても、根本的には改善することはできません。
ダイエットで毛根のある細胞の機能が低下してしまったとしたら、栄養をしっかり補って本来の健康な毛髪を作れるようにしなければいけません。
しかし、髪が伸びてくるまでには時間もかかるので、それをただ待っているわけにもいかないでしょう。
栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレスを溜め込まないなど、生活習慣の改善を基本とて、髪のケアも同時に行っていきます。
頭皮環境の改善を目的にしているシャンプーやトリートメントは、これから伸びてくる髪に良いです。
ダイエットによって髪が細くなってうねりがひどくなるような時は、髪のハリを改善するヘアケア製品を使ってみてはいかがでしょう。
もっと積極的なケアは、育毛剤で毛根に栄養をダイレクトに与えることです。
育毛剤なんてまだ早いと思ってしまう年齢でも、体の内側から栄養を行き渡らせることと並行して育毛剤を使うとさらに効果がアップするのではないでしょうか。
ダイエットで髪質に与える影響についてのまとめ
ダイエットは、くれぐれも健康を害さないように注意しましょう。ダイエットのやりすぎで、髪のツヤがなくなったり薄毛になるなんてことになれば、いくらスリムになっても女性としての魅力は半減してしまうのでほどほどにしてください。