肩こりに悩まされているという人はとても多いですね。
しかもその年齢も幅広く、性別も問わないのです。
慢性的な肩こりに悩まされている人も少なくないのですが、とくに冬になると肩こりがひどくなる傾向があるようです。
肩こりがひどくなると、頭痛が起こることもあります。
冬は体調を崩す条件が色々あるので、つらい肩こりがひどくならないように対策しましょう。
目次
冬の肩こりがひどくなる原因
肩こりは、筋肉疲労の蓄積で起こります。
腕を支える筋肉や、首を支える筋肉など、肩の筋肉は負荷をかけて筋肉を使っている実感がなくても疲れやすいのです。
例えば、パソコン作業をする時には、腕を同じ高さに保っています。
首もモニター画面を見るだけでほとんど動かしません。
その間は、肩の筋肉がずっと緊張した状態なのです。
筋肉が緊張して収縮していると、血管が圧迫されて血流が悪くなります。
筋肉の回復のために必要な栄養や酸素が血液で運ばれるのに、それが思うように行き渡らなくなるのです。
それが肩こりの原因になるわけです。
冬になると肩こりがひどくなるのは、身体が冷えやすくで血液の巡りが悪くなることが引き金になります。
寒さを感じると、無意識で身体を縮めてしまうので、それが筋肉を収縮させて余計に肩こりを悪化させます。
冬じゃなくても肩こりしやすい体質の人は、寒さが本格的になると症状が悪化しやすくなるのです。
冬の肩こりを解消する方法
冬の肩こりは、筋肉疲労、身体の冷えという悪条件が重なるので簡単に解消できません。
まずは筋肉の緊張をほぐすことと、身体を温めることが肩こり解消と予防の基本です。
筋肉の緊張をほぐすためにマッサージすることも良いのですが、マッサージのやり方が間違っていると筋肉を傷めてします。
それが理由でさらに肩こりをひどくさせることがあるので、マッサージはほどほどにして、ストレッチの習慣をつけましょう。
肩こり解消ストレッチ
1.背筋を伸ばして視線を前に向けてます。
2.腕は身体の横に伸ばして力を抜きます。
3.右腕を下に引っ張るように伸ばします。
4.首を左に傾けて肩の筋肉をゆっくりを伸ばします。
5.10秒ほど伸ばします。
6.同じく左腕に替えます。
7.左右交互に2回~3回繰り返します。
腕をぐるぐる回したりしないので、狭いスペースでもできます。
デスクの前でも座ったままできるので、肩こり解消におすすめです。
カラダを温める肩こり予防法
筋肉疲労の回復のためには、筋肉中の血液の流れが悪くならないようにしないといけません。
冷えてしまうと血液の流れも悪くなるので、カラダを温めることが大切です。
首を冷やさない
首を温めると、全身を巡る血液を温める効果が高いです。
首の太い血管は脂肪や筋肉で覆われていないところにあるので、冷えやすい反面、温めることで効果が得られやすいのです。
部屋の中でも首を温めるように気を付けるようにしましょう。
お風呂の入り方
半身浴で長い時間お風呂に入るよりも、全身浴で肩までしっかり温まった方が肩こり解消の効果があります。
半身浴は、長時間入浴することが難しい心臓疾患のある方などには良いのですが、健康な人は全身浴の方がおすすめです。
肩までしっかりお湯に浸かると、温まるまでの時間も早くなりますし、水圧のマッサージ効果で肩こり解消が期待できます。
冷やさない食生活
冬になると温かいものを飲食するので、夏のように内臓が冷えることは少なくなりますが、温度が高いだけでは温熱効果は長続きしません。
生姜、胡椒、唐辛子などの香辛料を使ったものを意識して食生活に取り入れるなど、食生活から冷やさないように心がけましょう。
冬の肩こりは適度な運動で予防する
冬は寒さのせいで、活動量が減少してしまいます。
温かい部屋でのんびり過ごしたくなりますから、運動不足に陥りやすいのです。
冬の肩こりを悪化させる原因にもなるので、運動不足にならないように心がけましょう。
通勤時間を利用して少し長く歩いてみたり、駅や職場では階段を使うようにするなど、特別な運動をしなくてもできることを見つけてください。
冬の肩こりについてのまとめ
季節にかかわらず肩こりするという人は、冷えによる筋肉の緊張を防ぐだけでも悪化を予防できると思います。
運動や食生活など、無理なく続けられることを見つけていきましょう。