乾燥肌というわけじゃないけど、冬になると足のすねやかかとが乾燥してしまうというお悩みを持っている人は少なくありません。
足のすねがカサカサになって粉を吹いてしまうとか、かかとがガチガチになってひび割れてしまうなど足の乾燥が原因となるトラブルには悩まされます。
そこで今回は、足の乾燥対策のヒントになるケア方法をご紹介します。
目次
足の乾燥の原因 すねの乾燥
足には皮脂腺が少ないので、毛穴の中から皮脂が分泌される量がとても少ないと言われています。
身体の中で皮脂分泌がとても盛んな頭皮と比べるとけた違いです。
足の皮脂腺は頭皮の皮脂腺の15~16分の1程度と言われており、何もしなければ乾燥してしまうのは当然といえます。
足の中でもとくにすねの乾燥がひどくなりやすいのは、衣類との摩擦も原因になります。
すねは脂肪がつきにくく、衣類との摩擦が起こりやすいパーツです。
冬になると、厚めのタイツを履くことも多くなりますし、保温のためにフィット感のあるボトムやブーツを選ぶことも増えるので、すねの乾燥がさらに進むことになります。
ムダ毛処理や加齢なども原因になりますが、もともと皮脂腺が少ないのできちんとケアしなければ乾燥するのも不思議なことではありません。
すねの乾燥対策にオススメのケア
すねの乾燥は冬になって急にひどくなるわけではないので、一年を通して保湿ケアをすることが大切です。
保湿ケア
お風呂上りに保湿クリームを塗りましょう。
とくに乾燥しやすい秋冬には、クリームの前に化粧水で水分もしっかり補うようにすると良いです。
しっかりクリームを塗りこんでも翌朝になると乾燥してしまう場合は、朝晩と保湿クリームを塗ってください。
お風呂でのケア
身体を洗う時に強くゴシゴシと擦るのはやめましょう。
泡を作ってすねを手の平でやさしく洗います。
高い温度のお湯に入るのも控えましょう。
ただでさえ皮脂分泌が少ない上に、高い温度のお湯でわずかな皮脂も奪われてしまいます。
衣類による乾燥対策
ナイロン、アクリル、ウール、ポリエステルなどの化学繊維は静電気を発生しやすく乾燥する季節はできれば避けたい素材です。
しかし、木綿やシルクなどの天然素材ばかりを選ぶわけにもいきません。
とくにすねに密着するタイツなどは肌の水分や皮脂を吸い取ってしまうので、タイツを着用する前にクリームやオイルなどで保湿をしておくと良いでしょう。
足の乾燥の原因 かかとの乾燥
足の裏のかかとが乾燥すると、ひび割れてしまいタイツやストッキングが引っかかってしまうことがあります。
深いひび割れを起こすと、痛みを感じることもあるのでかかとの乾燥は困りますよね。
かかとは体重を支えるために角質が厚くなります。
皮脂腺がほとんどありませんから、分厚くなる角質がカチカチになってしまうのです。
かかとの乾燥対策にオススメのケア
かかとは、何も手入れしていないと年齢を重ねるごとに厚くなります。
保湿クリームをいくら塗り込んでも、分厚くなった角質の中までは届きません。
かかとの乾燥対策の基本は、まず硬くなってしまった古い角質を取り除くことから始めないといけません。
一度きちんと古い角質を取り除いてしまえば、その後は定期的な角質ケアと毎日の保湿ケアでひどい乾燥を防げます。
角質を取り除くグッズを使えば簡単です。
保湿クリームには、水分を集める効果のある尿素配合のクリームがおすすめです。
かかとの角質を硬くしないよう柔らかい素材の靴下を使うなど、日ごろからかかとへの負担を軽減するように気を付けることも大切です。
足の乾燥についてのまとめ
足の中でもすねやかかとのように皮脂の分泌がほとんどないパーツは、冬の乾燥に負けてしまいます。
年齢を重ねると、さらに皮脂量も減少傾向になりますから、早めにケアを続けておきましょう。