冬のお風呂上りに肌がヒリヒリしたようなかゆみが出てしまうことはありませんか?
冬は肌が乾燥しやすいので、肌はとても弱りやすい状態になっています。
むずむずと我慢できないかゆみのせいで、夜も寝つけないなんてことになると身体的にも負担になります。
そこで、冬の肌乾燥を防ぐための対策として、入浴方法を見直してみましょう。
目次
冬の肌が乾燥する原因
虫刺されとか、皮膚アレルギーなどを起こしていないのに肌がかゆみを起こす原因は、乾燥が真っ先に考えられます。
とくに冬は乾燥しやすい条件が揃っているのでかゆみが出ることも多いのですね。
冬になると空気が乾燥するだけじゃなく、肌に密着する衣類を着ることが多くなります。
衣類が皮膚に密着していると、皮膚の水分や皮脂を吸収してしまうのです。
寒さ対策のために分厚いタイツを履いていると、タイツを脱いだ時に脚がカサカサになっていることがありますね。
そしてもう一つ冷え性の人に多いのが、血行不良によって皮膚に栄養が行き渡らなくなることが乾燥を作ることも考えられます。
血液に含まれる栄養によって水分や保湿に必要な成分を作り出すので、血液の巡りが悪くなれば肌もカサカサになってしまうのです。
お風呂上りにかゆみが出る理由
お風呂上りにチクチクとしたかゆみが出るのは、大きく分けて3つの原因があります。
入浴時間が長すぎる
お風呂に入る時間は人それぞれですが、バスタブに入っている時間が30分以上になると皮膚の保湿成分が溶け出しやすくなります。
1時間以上も半身浴するような場合は、保湿成分を含む入浴剤やバスオイルなどを使わないと乾燥の原因になります。
お湯の温度が高すぎる
冬は身体をしっかり温めたいので、お湯の温度を高めに設定したくなります。
冷えたカラダに温かいお湯は気持ち良いのですが、42℃以上のお湯は皮脂が溶けやすくなります。
冷えた状態で高めのお湯に入ると血管が急に拡張されてしまい、寒暖差によるアレルギー症状でかゆみが出ることもあるのです。
摩擦刺激が強すぎる
お風呂でのカラダの洗い方が間違っていると、肌が乾燥するだけじゃなくバリア機能が破壊されて刺激に弱くなります。
ナイロン製のかたいタオルなどでゴシゴシ洗ったりするのは控えなければいけません。
冬のお風呂の入り方で乾燥肌を改善する
乾燥してムズムズとするかゆみを防ぐために、入浴中と入浴後に意識しておきたいことをまとめましょう。
保湿成分を含む石けんを使う
洗浄力の強い石けん、ボディーソープなどは控え、保湿成分が含まれており洗浄力がマイルドなタイプを使うようにしましょう。
入浴剤を使う
お風呂上りの皮膚にヴェールを作るように、入浴剤を使いましょう。
入浴剤に含まれる保湿成分は、保湿クリームなどが届きにくい背中の乾燥などに効果が期待できます。
手を使って洗う
カラダを洗う時には、ナイロン製のタオルやスポンジなどを使うのは控えます。
泡を手の平で広げるようにして、肌をゴシゴシ摩擦しないようにやさしく洗い上げましょう。
保湿ケアを素早く
お風呂上りの肌は、時間の経過でどんどん乾燥していきます。
とくに部屋の中が乾燥していると数分でも乾燥状態になってしまうこともあるのです。
できるだけ手早く保湿クリームなどでバリアをして水分の蒸発を防ぎましょう。
理想を言えば5分以内、遅くとも15分以内には保湿ケアを終わらせるようにしてください。
乾燥は肌を弱める原因
肌にダメージを与える様々な要因は季節によって違います。
その季節に適したスキンケアをしないと、冬の間に肌が一気に弱ってしまうこともあります。
肌が弱るということは、刺激を感じやすくなるのです。
かゆみはその1つですが、かゆみを我慢できずに掻いてしまうと炎症を繰り返すようなことを招くと皮膚炎になってしまいます。
セルフケアでは対策できる範囲を超えてしまうと困るので、肌を弱める一番の原因になる乾燥には十分に注意しましょう。
冬の肌のかゆみについてのまとめ
冬のお風呂は、乾燥肌の原因にもなりますが、保湿を意識すると全身をうるおわせるスキンケアタイムにもなるのです。
カサつかない肌を目指して、お風呂タイムを楽しんでくださいね。