年末年始の間に体重が増えてしまうことはよくあります。
年末年始にはイベントが多くなるので、いわゆる正月太りという状態に陥りやすくなります。
食べて飲んで、そしてゴロゴロしているだけの正月休みを過ごせば、当然の結果として太るはずです。
しかし、正月太りの本当の原因はそれだけではないようです。
正月太りの原因を突き止めて、ダイエットの苦労を少しでも軽減できるようにしていきましょう。
目次
正月太りの原因は?
正月明けに体重計に乗る時にドキドキしてしまうのは、それだけ食べ過ぎや飲み過ぎの自覚があるからでしょう。
でも、たった数日間のお休みで大幅に体重が増加することはあまり考えられません。
食べた直後に体重が増加するのは当たり前ですが、脂肪として体重を増加させるのは、相当なカロリーオーバーが続かないと太りません。
正月太りで体重がどの程度増えるのかは、個人差がありますが、平均的には2キロ~3キロ程度です。
単純に1キロの脂肪は7000kcalの消費によって燃焼されるとのですが、3キロの体重増加となると21000kcalオーバーという計算になります。
1基礎代謝という何もしなくても消費されるカロリーがあるので、3キロの脂肪が増えるのは25000kcal以上のオーバーという計算になります。
いくら食べては寝て・・とゴロゴロしていても、数日でそこまで脂肪が増えるほどの摂取カロリーがあるでしょうか?
せいぜい1キロくらいが脂肪の増加と考えるのが一般的です。
正月太りの正体は、じつはむくみが原因であることが大きいのです。
正月太りの正体を知る
正月太りの正体がむくみによるものと考えられるのには、年末年始の食生活を振り返るとよくわかります。
保存のために濃いめの味付けをしたおせち料理や、お酒によく合う味の濃いおつまみなどが原因の1つとなります。
このようなものを食べ続けていると、体内の塩分濃度を薄めるために身体の中には水分を多くため込もうとします。
これがむくみとなり、体重増加になるのです。
ダイエット中に1日で2キロ以上の体重変動があると一喜一憂する人がいますが、脂肪はいきなり消えませんし、急に増えることもありません。
大きな体重の変動は水分量の変化なのです。
お正月には、運動をして汗をかくことも少なくなりますから、むくみやすくなるのも当然の結果です。
正月太りの予防
正月太りの原因がむくみと考えると、その予防をきちんとして年末年始を過ごせば、正月明けに焦ってダイエットをしなくても済みます。
むくみの予防には、塩分控えめな食事をすることと、適度に汗をかいて体内の水分の排出を促すことです。
とはいっても、正月くらいはダイエットのことなんか忘れて楽しみたいというのもありますね。
それもそうです。
すから、正月太りの正体はむくみが大きいということを覚えておいて、正月明けにむくみの解消に励むようにすると、正月太り解消のためのダイエットもそれほど難しくなくなります。
正月太り解消ダイエットのポイント
正月前と比較して増えた体重は、そのままにしておくとほんとに脂肪に変わってしまう恐れもあります。
そうして年々体重が増え続けるようになると、簡単に戻せなくなります。
早い段階で戻しておくことが大切です。
利尿作用のあるカリウムを含むものを食べる
海藻類、ナッツ、イモ類、納豆、冬瓜、春菊、セロリ、バナナ、アボカドなど。
水分をこまめに摂る
むくみの解消には、新たな水分を摂取することも大切です。コーヒー、ほうじ茶、コーン茶など利尿作用のある飲み物を飲みましょう。
ストレッチをする
筋肉、リンパ節をストレッチさせると、老廃物と一緒に余分な水分の排出を促します。
胃腸を休める食事をする
年末年始の暴飲暴食で胃腸も疲労しています。正月太り解消のダイエットも兼ねて、正月明けの数日間は胃腸に負担をかけない食事を摂りましょう。低カロリーのスープや雑炊などで内臓を休めることで、身体をリセットしてみましょう。
正月太りの原因についてのまとめ
正月太りの解消のためのダイエットは、むくみ解消が成功のカギとなります。
食べ過ぎた結果というのは、そんなに大きなものではないので、まずはむくみを解消しましょう。
増えた体重が脂肪なのか水分なのか見た目では判断できませんが、数日の間の体重の変化は水分がほとんどなので、焦って無理なダイエットをしないように注意しましょう。