おでこはテカるのに頬や目元などは乾燥するといった、部分的に乾燥度合いに大きな差が出てしまうのが混合肌と考えられます。
混合肌は1つの肌質に絞ったスキンケアでは上手くケアしきれないこともあるので、お手入れ方法に悩む方も多いようです。
そこで、混合肌の原因を探ってみました。
改善効果が期待できるスキンケアについてもご紹介します。
混合肌の原因とその特徴
肌はパーツによって皮脂線が活発なところがあったり、角質層が薄いとことがあるなど、様々な特徴があります。
全身の肌で考えてみるとわかりやすいと思います。
手足は乾燥しやすいのにデコルテや背中はしっとりしているとか、顔は乾燥するのに、頭皮は少しベタつきが気になるというような差があると思います。
顔の中でもわずかに様子が違うのです。
一般的には額と鼻のTゾーンは皮脂線が活発なので乾燥しにくく、目の周り、頬、フェイスラインなどは乾燥しやすい特徴があります。
そもそも顔の中でも肌の構造に差があるので、混合肌はとくに問題があるわけではないのです。
ただ、その差があまりにも大きいとお手入れがしにくくて悩みの種になってしまうのです。
部分的に脂性肌であり乾燥肌でもあり、普通肌のところもあるなど、肌質がバラバラでごちゃ混ぜになっていると、どんなスキンケアをすれば良いのか迷ってしまうのでしょう。
混合肌を招く2つの原因
混合肌になる原因には、外側からの影響によるものと体の内側から起こるものがあります。
外側からの影響
混合肌の原因として大きいのが紫外線と乾燥をきちんとケアできていない間違ったスキンケアです。紫外線による炎症で乾燥していると皮脂線は活発に皮脂を分泌してしまいます。
とくに夏は紫外線によって肌がダメージを受けやすいのに、保湿を重視したスキンケアをしないままサッパリ爽快感ばかりを求めることもあります。
しかもエアコンで室内は乾燥しているので、夏のダメージで弱った肌は混合肌になりやすいのです。
他にも花粉や気温の変化など、いつでも変化する環境に直接触れる顔の皮膚はコンディションが安定しにくく、部分的に肌の状態に差が出てしまうのです。
内側からの影響
体の中の状態が肌にそのまま現れてくるという意味で、東洋医学では肌は内臓の鏡なんて表現することもあります。
胃腸の調子や寝不足などで肌荒れすることも体からのサインを肌に伝えているからです。
混合肌も生活習慣が原因になることもありますが、一時的に混合肌になりやすい場合は、ホルモンバランスやストレスの影響です。
生理前になると、皮脂分泌を盛んにするホルモンが多くなりますから、生理周期で混合肌になることもあるわけです。
さらにストレスを感じると毛穴を開かせて皮脂分泌を刺激する交感神経が活発になります。
日常的にストレスを受けやすいと混合肌になりやすいと考えられるのです。
混合肌のスキンケア
混合肌は部分的に脂性肌になることが特徴ですから、スキンケアはどうしても脂性対策を重視してしまいがちです。
メイクをしても脂浮きしてしまったりすると目立つので、脂性の部分を何とか改善したくなってしまうのですね。
しかしながら、混合肌は乾燥している部分を優先したスキンケアをしないと改善できません。
まずは乾燥する部分を保湿することから考えましょう。
混合肌のスキンケアのポイントです。
- 洗顔は脂っぽいところから泡をつける
- Tゾーンは収れん化粧水で肌を引き締める
- 乾燥しやすい頬や目の下はコットンに化粧水を含ませてパックする
- 保湿クリームは均一ではなく部位別に量を調整する
- 皮脂吸着成分と保湿成分が配合されている化粧下地を使う
顔全体に脂性肌でもないのに、オイリー肌用の基礎化粧品を使っているのなら、保湿作用の高いものに変えることをおすすめします。
混合肌の原因と特徴まとめ
混合肌を改善するためには、部分的に乾燥しているとことにポイントを置いてスキンケアをすることが大切です。
脂浮きを気にするあまり、間違ったスキンケアをしていないかどうか、見直してみてはいかがでしょう。